かぶれ陽一

 

日本経済新聞 5月19日 火曜日

 NHKとNTTは、テレビや携帯電話、パソコンなどの異なる機器間で同じ番組を続けて試聴できる動画配信向け認証技術を共同開発した。利用者が一度番組を購入すれば、端末を問わずに簡単に切り替えて視聴出来る。動画配信の普及拡大をにらみ、国際標準規格として採用を呼びかける。

 一方、NHKがらみの記事と言えば、


日本経済新聞 (日付を控えるのを忘れました)

 制度が技術革新や社会のニーズに合っていない、そう感じる野心的な事業家らがとる選択肢は何だろう。一つは法改正を求めること。もう一つは「なし崩し」戦略かもしれない。(中略)2008年12月、テレビ番組の有料ネット配信事業「NHKオンデマンド」が始まった。大河ドラマを300円で見るサービスだが、著作権法上は必ずしも合法とは言えない恐れがある。いわば見切り発車の状態だからだ。

 勉強不足で偉そうな事は言えないけど、ハードがどんどん進化している中で、既存のメディアがどんどんそれに乗っかって新しい儲け方を開拓していくのはもちろん当たり前の流れだと思う。ただ、そんな”既存のメディア”も、結局は”ハード”な訳で、どうもぼんやりしてしまっているのはソフトの方。作り手=作家、演者、アーティストと呼ばれる人等の”新しい儲け方”って一体・・?という所。

 作り手にしっかりとお金が落ちるシステムを整備しないと、そのうち”プロ”と呼ばれる表現者がいなくなっちゃう。みんなそんな事とっくに承知の介だと思うんだけど、まだ画期的な話題が聞こえてこない気がする。ただ、そんな事を言っていてもユーザーは待っちゃくれない。

 「携帯音楽を守りたいキャンペーン」とか、
 新世代に向けてこうした前時代的な呼びかけ届きゃしないだろう!と、思うけど、でもまぁ、いい物にはお金を払う。そのスタンスは個人としてしっかり持とうと、大いに思う。