ダイノジのSCHOOL NINE

 ウィーク・デイ夜9時からJFN系で放送中のラジオ番組「SCHOOL NINE」火曜日のパーソナリティをダイノジが担当している。
 ジェットの「アー・ユー・ゴナ・ビー・マイ・ガール」でエア・ギター世界大会優勝したのはダイノジ大地。そしてダイノジ大谷はその相方。・・という程度の認識しかない貴方!もしくは、「ダイノジ太谷?MUSICAのレビューも、CROSS BEATの連載もあんま説得力ないなぁ。」って思ってる貴方はこの番組聞いてみたらいい。
 やはり彼の主戦場は”べしゃり”なんだぁと思い知らされる。「MUSICA」のレビューが不満だって思ってるってのは正直僕の話なのだけど、それは置いといて、この人がラジオで音楽語る回はついつい聞き入ってしまう。のめりこんでしまう。一喜一憂してしまう。
 先週はビートルズ、今週はエレカシについて延々語っていたけれど、圧倒的に言葉を持ってるこの人の批評は聞いていてたまらなく痛快。しかも大谷さんが卑怯なのは、決して「批判」の為に言葉を使わないの。すべて「このバンドは何故良いのか。」「なぜ指示されているのか。」っていう点に、全力で知恵と言葉を注ぎ込むから、聞いてる方は文句のつけようがないの。良いものを、良いって全力で言っているだけだから。ズルいなぁって毎回思いながら、50分程度の彼の批評を「そうだ!もっと言ってやってくれ!」って思いで聞いちゃう。

 自分の好きな音楽についてろくすっぽ語れないラジオ・パーソナリティがいる中、この人のように自分の言葉で音楽を語ろうとしてくれる人がこれからも絶対必要なんだ。かっこよくイントロに乗れたからって、もう誰も感動しないんだから。