ニッポニア・ニッポン／Newton Falkner「Hand Built By Robots」

6月26日(木)名古屋クラブダイアモンドホールにて、9mm Parabellum Bullet＆凛として時雨ガチンコツアー「ニッポニア・ニッポン」を見た！念願かなってようやく見る事の出来たこの２組。共にライブ・パフォーマンスには定評があると言う事で、とても楽しみにして会場へ・・。
先陣を切ったのは凛として時雨。４月リリースの「Telecastic Fake Show」が売れて売れて・・現在話題沸騰中の彼ら。かくゆう僕も、名前こそ知っていたものの最近音を聞き出したにわかです。が、それはさておき、まず目を引くのがその編成。ギター＆ボーカル男、ベース＆ボーカル女、ドラム男・・という３人。まず、これがいいよね！特にベース女子。これがいい。元スーパーカーのミキちゃんに始まり、元RIZEのTOKIEさんとか、ボノボの森本さんとか、Base Ball Bearの史織ちゃんとか・・ベース引きの女性っていうのは諸々いるけど、なんでああも興奮を誘うんでしょうね。（やらしい意味でなく。）しかもこのバンド、やってる音楽が凄くサイケだから、その違和感がまたいい。
ビジュアル的なものはさておき、サウンドの訳わからなさも超クール。ヘヴィ・メタルなドラミングが熱い・・。このバンドのドラムスのピエール中野さってのは、MC中にLUNA SEAやX JAPANの話を持ち出したりしてましたが、多分ホントに、その辺のサウンドがルーツなんでしょうね。なんかね、重なって見えたのがLUNA SEAのドラムの真矢さんだった。もう、ドラムセット回転し出すんじゃないかと思ったり思わなかったり。そんなドラムを軸に、サイケデリックな男女ボーカルの二重奏。訳わからん！そこが凄く、よかったなぁ・・。

そして9mm Parabellum Bullet。会場は若い子達が大半でしたが、その人気たるや恐ろしいものでした。モッシュもダイブも起こる起こる・・。僕は自分の事、まだ全然若いと思ってますけど、なんだかライブで初めて尻込みしてしまいました。それほどファンの熱気が凄い。バンドも中盤、新曲を連打する余裕を見せたり、かなり自分たちの人気ぶりに確信がある様子。
そもそも9mmってデビューアルバムがオリコンで9位とかになってるんですよね。個人的にこれ、結構謎で。確かに凄くかっこいいんだけど、どうしていきなり大衆受けしちゃったんだろうか。と。・・まだまだスター性には欠けるバンドだと思うんだけど、それでも会場の熱狂ぶりは凄かったなぁ。きっと今の若い子達はフラストレーションがハンパなく溜まってて、時雨も含め、彼らみたいな破壊的なサウンドを演るバンドに熱いロックス・ピリットを感じてるんだろう。・・って、そうなの？・・まぁ、いいや。
でもね、破壊的とはいいつつも、9mmにはちゃっかり歌心もあって。ステージ音の隙間から、観客の合唱が聞こえてくる場面もあったり。その点ライトなリスナーも取っ付きやすいのは、どちらかと言うとやっぱり9mmの方なんだろうなぁ。
ともあれ、まだまだ上を狙うポテンシャルを十分持ってるバンドです。披露された新曲の中には、インストの曲なんかも含まれてました。もっともっといろんな事をやりたい時期なんだと思います。そして、全然やっちゃっていい時期だと思います。
メンバーは目下レコーディング中だと語っていましたが、なんたって次に控えるのはセカンドアルバム。スーパーカーは「JUMP UP」を作り、くるりは「図鑑」を作りしました。9mm、新世代として、熱いのをひとつ よろしく！
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Supernova/Wanderland

日本版ジャック・ジョンソン、女性版ジャック・ジョンソンと来て、ついにUK版ジャック・ジョンソンのお出ましだい！・・っていうか、サーフ系ミュージシャンは何から何までジャック・ジョンソンに集約されてしまうのか・・。
ニュートン・フォークナー「ハンド・ビルト・バイ・ロボッツ」を聞いた。
そもそもこのアルバムが本国でヒットしたのは昨年。１年のタイムラグを経て、ついに日本盤がリリース！「ドリーム・キャッチ・ミー」や「アイ・ニード・サムシング」といったヒットシングルが結構お気に入りだったので、個人的にも嬉しい日本デビューです。
ドレッドヘアで見た目はレイジのザックみたいにいかついですが、ロマンチックに展開していくメロディと、押尾コータローライクで繊細なギターテクがとってもドリーミー！（カタカナ字ばっか。ルー語か！）
ハッキリしない梅雨空にピッタリハマる一枚。オススメ。

ハンド・ビルト・バイ・ロボッツ(3ヶ月限定スペシャル・プライス)