THE YEAR IN MUSIC 2008


とりあえず4枚。中途半端すぎる!


Intimacy
ブロック・パーティ「インティマシー」。
今年一番のお気に入りはこれ!名盤ってものは、きまって、聞き手のメンタルが名盤を欲している時にこそ生まれます。ブロック・パーティの今作にはハナから期待していたんですが、スッポリとその期待にハマってくれました。名盤誕生です。購入→再生→「きたっ!」。至福の感覚。
なにより、アルバムに漂う切迫感が最高に格好良い。何に足を掴まれているのか知らないけども、ハイテンションのまま必死こいて駆け抜ける全11曲。このアルバムの勢いにヤラれました。


MAGGOT IN TEARS
KAREN「MAGGOT IN TEARS」
すっごく絶妙な温度感!
梅雨時にリリースされたこのアルバムは「あぁ、確かにこの時期に生まれるべきアルバムだったんだ。」なんて勝手に納得していたんだけど、夏の湿った空気にも、秋の乾いた昼下がりにも、冬の長い夜にも、なんとジャストフィット!結局、昨年ずっと聞いていたKARENのアルバムが二番目のお気に入り。
木下理樹のナルシズムが、女性ボーカルを介する事によっていい感じに薄れて透明感を帯びるこのケミストリー。スーッと聞ける全9曲。曲数も絶妙。


QUEST
SPECIAL OTHERS「QUEST」
とっても大好きなSPECIAL OTHERS。一昨年はスペアザの「Good morning」をこれでもかって位聞いて、で、やっとフルアルバムが出るっていうんで期待して聞いた最新作。「Laurentech」、とってもいい曲。
独特の“ゆるさ”を、“開放感”に昇華させ心を奪って行く彼らのサウンドメイクが素敵。この“ゆるさ”に、僕等は同世代感を重ねちゃったり・・。そして、そんな“ゆるさ”が見事にサウンドと共に解き放たれて、泣きながら踊っちゃったり!夏にはライブも楽しみましたとさ。


ROCK ALBUM
iLL「ROCK ALBUM」
ナカコーが素っ気ないなぁ、と思っていたらファンサービスの「ROCK ALBUM」。「SORATOBI」っぽい「scum」がめちゃ格好いい!ってんで出かけたライブでは、てんで相手にされている感じがせず、呆然立ち尽くし。苦い冬の思い出は、トラウマになって2009年に持ち越し。
しかし、ライヴで披露された新曲の「KISS」がこれまためちゃ格好よかった!新譜出すんだってさ。聞かなくちゃねぇ。
ようやく、スーパーカーの、あの始末悪げな解散が許せてきた。