BUMP OF CHICKEN「R.I.P.」


 少し前のエントリーで「R.I.P.なんていう薄っぺらい記号で追悼の意を表そうとするなんざ気が知れない」といった感じの事を書いたので凄くバツが悪いんですが、BUMP OF CHICKENの新曲、その名も「R.I.P.」が到着。

 10月27日にラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」の中で解禁されて、以来あちこちで回されているのを聞くので、もうきっと耳にした人も多いと思います。


 やっぱりBUMP OF CHICKENの新曲は気になっちゃうよね。
・・・ちゃうよね、って共感求められてもなって感じかも知れませんが、きっと同じような人は沢山いる事だろうと自負しての問いかけです。気になって気になって仕方がなかったファンの方々が、沢山。かく言う私も、ひさびさに「オンエア解禁日」というのをワクワクしながら心待ちにしていたのでした。ちゃんちゃん。


 「彼らの曲は、知人から届く手紙のよう。」っていう表現は、誰のものだったか・・・。そもそもバンプの曲を形容した言葉だったかすら曖昧ですが(え)。嫌に親しい知人からの手紙や、電話や、メールや、マイミク申請や、ヒウィッヒヒーのつぶやきみたいな、嬉しくてワクワクする新曲がようやっと到着です。


 サウンド自体は「orbital period」から地続きの印象。相変わらず情景描写が豊かで、ストーリー性のある歌詞世界も“らしさ”が伺える。ただ、パっと聞いた感じ“らしい”ってだけんだけど、今回は、過去・現在・未来の時間軸がぐちゃぐちゃに入り交じってフラッシュのように目まぐるしく展開していく歌詞が相当面白いし、それを保管しようとめりはり効かせまくったサウンドアレンジもなかなかグッド。藤原基央とバンドの作家性衰えず。


 ただ、そうなの、このバンドは「物語り」が上手に書ける。
 手紙、待ってる側としては、たまにはハチャメチャな本音も書いてほしいよね。


 「Merry Christmas」とアルバムの到着を待つ。

R.I.P. / Merry Christmas

R.I.P. / Merry Christmas