清竜人 ライブ


 清竜人君のライブに行ってきました。

 cutman-booche東名阪TOUR「カットマン・ブ〜ン化祭」名古屋公演。ルックンでお馴染みcutman-boocheのツアーにて、オープニングアクトとしての登場。


 その前日、プロモーションの為に会社に遊びにきてくれた竜人君。対面して抱いた印象は、(ロッキング・オン的な表現を使わせてもらうと)「音楽でしか社会とコミット出来なさそうな青年」。
 長い前髪で目を覆って、口数も少ない。ただ、彼がひとたび口を開けば、あたりが「しん」となって「何を言うのだろう?」って気にかけてしまう。そのうち空気に引き込まれてしまう。

 なんてアーティスト然とした空気感の持ち主!・・・というか、健全な20歳の形だなぁなんて思いました。音楽の力を信じてるんだ、愛想や愛嬌がいるかそんなもん。


 閑話休題。ツアー中につき核心には触れられないものの、一言で言うなら、可能性を感じる素晴らしいライブ!
 立ち振る舞いこそまだぎこちなさがあるものの、楽曲の一音目が鳴りだせばしっかりと生まれる緊張感。バンドメンバーに、ドラム・ASA-CHANG、ベース・TOKIE、ギター・山本貴志(ex.ROKING TIME)という超!豪華メンツ携えてなお、しとやかに保たれる存在感。新曲のプレイも数曲あったけど、大名曲のポテンシャルを秘めた楽曲がこれでもかのそろい踏みでした。

 もしかして「Morning Sun」がデビュー曲にして、一番越えられない壁になるんじゃないかな?なんてわずかでも思っていた自分が恥ずかしくなってくるような。それほどの意気込みと、可能性を感じられた素晴らしいライブでした。グググッと、ファンになった。


 ちなみに、会社で出会った時は瞳を覆っていた前髪も、ステージでは後ろで一つに束ねられて、会場としっかり視線をやり取りしていた彼の姿が印象的でした。