SISTER JET「JETBOY JETGIRL」

　「ジャカジャーン！」の快感と、軽いビートが小気味いい。楽曲を追うごとに、心拍数があがるあがる良作！

　アルバムにはニール＆イライザの堀江博久氏が参加。渋谷系の名残りのような洒落たポップネスを持ち合わせつつも、普遍的な「ロックンロール」サウンドが愉快・痛快。

　言葉に意味、染み付きすぎてる「ロック」じゃなくて、なんていうか「ロケンロー」な感じ？

ベイ・シティ・ローラーズを日本語でカバーしちゃう辺りからも分かるけど、ベイ・シティ〜のような商業的ロックンロールに宿る、どストレートな“爽快感”をよく掴んでるバンドだと思う。

　SISTER JETっていう字面から、なんとなく最近流行のハイブリッドな？ディスコ・ロックだと思っていたら、なんてことない、この小細工の無さにやられました。

　楽しくて洒落てて（ちゃんと切なさもあるよ）、SISTER JET。転がりだす。期待。