white white sisters「〔euphoriaofeuphobia〕」

〔euphoriaofeuphobia〕

〔euphoriaofeuphobia〕

 フェーバリット・サウンドは、underworldRadioheadをはじめとするUKフレーバー/スーパーカーをはじめとするシューゲイザー・エレクトロ。“ラップトップ・シューゲイザー”を公言する通り、数多のリージョンが奏でるシステマティックなコンピュータ・ノイズ&ダンスビートと、生ギター&ドラムスによる轟音が交錯する2010サウンド

 例えばスーパーカー・チルドレンと言っても、Lily of the valleyや木箱(どちらも大好き!)のような“曖昧な感情/気分”を踏襲したシューゲイザーとは一線を画す。よりソリッドなビートは、彼らがしばしば形容される様子のBOOM BOOM SATLLITESのそれをより土臭くした感じ。

 まぁ、何より、耳で聞いて・身体で感じてかっこいい。能動的ダイナミズムとインテリジャンスを兼ね備えた、つまりかっこいいバンド。もうそれが一番相応しい形容なんじゃないかと思うくらい直線的なクールネスが最高。

 ポスト・ロック全盛も、ロックンロール・リバイバルも、ジャスティス・フィーバーも全てを思春期に吸収してきた2人だから出来る2010‘sクオリティ、white white sisters

 「出れんの!?サマソニ?!」でクリエイティブマン特別賞を獲得。8月7日、8日に「SUMMER SONIC ‘10」東京会場への出演も決まっているというスーパーノヴァ。注目されたし。