BUMP OF CHICKEN「present from you」/pupa「floating pupa」

佐野元春はその昔ロックを「約束の音楽」と呼んだとか、呼ばなかったとか。「どゆこと?」と問われれば、「どゆ事だろ?」と返す事しかきっと出来ないけど、なんだか格好いいぜ!

BUMP OF CHICKEN「present from you」を聞いた。

一貫してまとまりのない楽曲群を、「THE LIVING DEAD」という1本のオムニバスストーリーとしてパッケージした彼らの「OPENING」「ENDING」には、なんと真の”本編”があった!・・そんな、ファンサービス曲「プレゼント」も収められたカップリングベスト。

稚拙さ、未熟さ、幼稚さ、計画性のなさ・・これらを言い訳に出来る都合のいい文句が「衝動」。何度挫けても「こんなハズじゃない」と思い込める諦めの悪さや、大人げなさを隠すのが「情熱」。間違いを認めたくない人の為の「信念」。・・だから恥ずかしくて口にもだせないこれらの言葉を、なんとなく、ちょっと格好付けたい時位口に出してみようかな?という気にさせてくれるBUMP OF CHICKENの音楽。いまだ健在。素敵!

present from you

present from you

pupa「floating pupa」

キュートなネーミング。口に出していいたくなる。

pupa「floting pupa」を聞いた。

ちょっと前に、高木正勝とか、青木孝允、OMBとかレイ・ハラカミとか。いわゆる音響派と呼ばれる人たちのエレクトロニックな音楽ばかり掘り下げてた時期がありました。「だから何よ。」って、pupa、てっきりその辺りのミュージシャンの子供かと思ったら・・、なんて事ない、親世代にあたる方々でした。

でもね、逆を言えば、この感性の若さ。(フォローじゃなくて)

iPodにしっくりくるポケットサイズのエレクトロニカサウンドと、ブリティッシュな歌心。おしゃれっす!
・・しかし!このアルバムの本当の意義。それは、YMOの延長線上がPerfumeだと言い切れる現代へのアンチテーゼなのだ!・・とかって事は全然ないです。だったらちょっと面白いなと、勝手に思っただけです。

floating pupa

floating pupa