おとぎ話「理由なき反抗」他
高校の頃、メロコアが流行った。青春パンクとか、インディーズ系とか何とか呼ばれ方は様々だったけど・・。女の子に好きな音楽ジャンルは?と聞くと「インディーズ系っ!」ってソレ音楽ジャンルとかいう問題じゃないじゃん!という様な感じで。猫も杓子もあの辺りが好きだった。
MONGOL800、GOING STEADYとかあの辺り。
で、このムーブメントが、今思うとちょっと魔法にかかってたなぁと思う。何って、モンパチもゴイステもすげー稚拙なラブソングしか歌わないから、そんなのに乗せられて、みんなが”純愛”に憧れていたのですよ。心底やりたいばっかの高校生が、そんなの差し置いて、無垢な恋心ってのこそが正義だと信じて疑わなかった。ロマンチックなムーブメントだったと思いませんか。・・たぶん、そんな傾向が、あった。と、思う。多分。なかったかな?
おとぎ話「理由なき反抗」。
ジャケ写に写るボーカルの方があまりにピート・ドハーティライクだったので、目指すはリバティーンズ?と思いきや、脈々と流れるGOING STEADYの血。
手描きの歌詞カード。その中に登場する「君」という存在のアンタッチャブル感。81年生まれにして、「中2の春」を歌える勇気。冴えないビジュアル。どっから切っても、ゴイステ・チルドレン。
サウンドが、結構かっこよくて。特にM1、M2なんかは、それこそリバティーンズとか、ビューとか、UKロックがちょっとでも好きならひっかかるサウンドで。これがとってもグー。でも、世界観がまんまゴイステを踏襲してて。。。
現代には、純愛に関しては、RADWIMPSという新世代のハイパー兵器がいて。青春といえば、チャットモンチーとかがまだまだ青々としてて・・。というか、本家の峯田和伸がまだまだ当時と変わらず愛だの恋だの性だのやっていて。さぁ、その中に現れたおとぎ話は我々に何をもたらしてくれるのか。そのピュアネスで、はたまた正しい恋に魔法をかけてくれるのか。期待しませう。
- アーティスト: おとぎ話
- 出版社/メーカー: UK.PROJECT
- 発売日: 2008/10/08
- メディア: CD
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (35件) を見る
Spangle call Lili line「ISOLATION」
ひさびにスパングルの新譜が出る!という事で勇み足でレコードショップへ。割と待ったのに、割と変わっていなかった。なんだ、このブランクは、ただ単に曲が書けなかっただけか・・。けどひさびさに彼ら等の新曲が聴けて嬉しいなぁ。相変わらず何を歌ってんのか解んないけど。この無味無臭さ。無感動さ。ウェルカムバック、スパングル。
- アーティスト: Spangle call Lilli line
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2008/09/24
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (36件) を見る